永代供養墓考
近隣の樹木葬墓地を見学してきました。
小規模でしたが、庭園の花壇の中に墓碑(石のプレート)が埋まっているような素敵なガーデン墓地でした。
墓碑のデザインも自由で、似顔絵や書、詩歌を彫刻したものもあり、従来のお墓のイメージはなく、公園を散歩しているような感覚でした。
寺院の敷地に一般墓もありますが、近年は永代供養墓の申し込みが増えているようで、樹木葬エリアに増設工事が行われていました。
昨年、実家の墓じまいをしましたが、その際に、高齢の母の代わりに両親と祖父母の永代供養墓を探しました。
故郷から上京した父が一家のために建てたお墓でしたが、承継者がなく維持管理が難しくなったための選択でした。父が永眠して埋葬されてから4年足らずでした。
墓じまいをするにあたり、母には4つの選択肢がありました。
①一家のお墓のある霊園内の永代供養墓に、父や嫁ぎ先の家族と一緒に入る
②自身の好きな場所に好きな形で移る。個人墓でも、家族墓でも、樹木葬でも納骨堂でも散骨でもよい
③現居の近くにある、実の両親、兄弟の眠る実家墓地内に永代供養墓を購入する
④まだ場所は決めていませんが、私たち夫婦か、弟夫婦と同じ墓地にする
嫁いで60年以上、嫁ぎ先の墓に入ると疑うことがなかった母にとって、お墓どこにする?、誰と入る?、いつ墓じまいする?と問われたことは、大きな決断を要する案件だったと思います。一家のお墓は子孫によってずっと承継されると思っていたでしょうから。
母にしばらく考えてもらって、結局は一家のお墓のある霊園内の永代供養墓に、父と、義理の両親の4人で入ることになりました。4霊定員の永代供養墓を新たに買って、一家の一般墓は墓じまいとなりました。
手間もお金もかかりましたが、今後ずっと続く維持管理を考えれば、労力や気持ちはとても軽くなりました。母には感謝です。
お墓も個人の希望が反映される多様性の時代となりました。
どこに、誰と、どんな形で永眠したいのか。考えて動けるうちに準備しておくのがいいと思います。親族の同意が必要な場合もあると思うので、すぐには決められないかもしれませんが、お金の準備もありますし、早い時期から自分の希望を伝えておきたいと思っています。
空家同様、子孫に負担を残さないように、無縁墓にしてお寺や地域に迷惑がかからないように、生前整理の一環としてお墓の整理もしていきたいです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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