保険と老後資金のリアルな話
インスタグラムにも投稿しましたが、最近、母の保険書類を整理しました。
母の保険については、父が亡くなった4年ほど前、指定代理請求者や受取人の変更手続きをした際に、だいたいどんなものに加入しているのか知りました。
公的な医療保険や年金保険の他、老後のために個人で積み立てていた私的年金や養老保険など、親が元気な時にはなかなか質問しにくいお金の話もある程度できたと思います。
母は心配性ということもあり、多くの保険に加入していました。加入したまま放置している商品もあり、一度、ファイナンシャルプランナーに相談して今後のライフプランを立てようということになりました。子どもとお金の話をするのを親御さんが嫌がるとよく耳にしていたので、うちも断られるかもしれないと思っていましたが、わかってくれて本当によかった。子とはお金の話をしなくても、間にお金のプロが入ったことで母の話が聞けましたし、残すもの、解約するもの、変更するものと、母が納得するまでご説明いただきました。
きちんと、真剣にお金の話ができたことで、母のそれからの人生が変わりました。
大事なのは、父を送って一人になった母がこれからどんなふううに生きていきたいのか。
お金だけの問題ではないことは私も承知していますが、でも何をするにも金銭問題は付いて回ります。こんな暮らしがしたい、こんなシニア住宅に住みたい、自宅をリフォームして住み続けたい、子どもと同居したいなど、希望を叶えるためにはこれからいくら必要になるのか試算しなければなりません。
母はしばらくは自宅で一人暮らしていましたが、コロナでいろいろ制限がある時期だったこともあって一人暮らしに不安を感じたのか、自宅を売却してシニア住宅に移りたいと言い出しました。
母の老後資金がどれくらいあるのかおおよそは把握していましたが、もう少し細かく試算しました。公的私的年金の合計額が月額いくらあるか、預貯金はどれくらいあるか、自宅がどれくらいで売れるのか、100歳まで生きるとして今後いくらかかるのか。
あくまでも試算であり、今後どうなるかはわかりません。でも、だいたいでもプランニングすることで次に踏み出す背中を押してくれると思います。
子どもとしても、親の状態や希望がわかっているので気を配れますし、万一認知機能が弱っても対処してあげられる。
母には楽しく長生きしてほしいし、私もそんな老後にしたいと思っています。
お読みいただき、ありがとうございました。
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