介護が始まる! 待ったなしの実家の片づけ
前回の投稿からだいぶ間が空いてしまいました。すみません。
バタバタと夏季休業に入り、あっという間に8月下旬。はやいです。
またぼちぼち書いていきますので、よろしかったらご覧ください。
前回の投稿で、父が倒れて介護状態になったところまで書きました。
2015年2月のことです。入院している3週間で、介護申請を済ませ、必要となる介護用品のレンタルの手続きをして、退院してくる父が生活できるように実家を整える必要がありました。
一番の大物は介護ベッド。
電動で頭や足が昇降するタイプのベッドで、ベッドそのものの大きさは普通のシングルベッドと変わりませんが、ベッドの周りに人が立って介助できる空間が必要になります。
当時の実家は3LDK約80㎡のマンションで、80歳前後の老夫婦2人暮らしです。
十分なスペースはあるはずですが、とにかく物が多くてどの部屋にも介護ベッドを設置できるスペースがありませんでした。長年床に積まれた物が障害となって、介護ベッドも、置き型や突っ張り型の手すりも設置できない。麻痺のある父が安全に生活できる状態ではなかったんです。
一念発起して片づけました! 弟と協力して! 待ったなしです!
母は、捨てられない、片づけられない、買い物好きの3拍子揃った人で、昔から自室は服や鞄で溢れていました。引越しをするたびに少し減るのですが、またすぐに元に戻ってしまうんです。「いつか片づけるからそのままにしておいて!」とよく母は言っていましたが、その日が来る前に強制執行となりました。
そんな母の存在が、現在私が片づけの仕事をするようになったきっかけのひとつだと思っています。
下の写真は、たまたま残っていた当時の片づけ時のものです。
写真はありませんが、この時ひとつの部屋にラックを4台入れて母のものを集め、もともと父が寝ていた6畳の和室にスペースを作って介護ベッドを置きました。
介護はいつ必要になるかわかりません。希望の介護施設に空きがあるかもわかりません。
高齢の親御さんがいらっしゃる皆様、いざ入院、自宅介護、介護施設に入所となった時に必要な準備はできていますか?
何がどこにあるのか、既往歴や飲んでいる薬、資金はどれくらいあるのかご存じですか?
老後の生活について親御さんがどんなふうに考えているのか聞いたことはありますか?
聞きにくいこともありますが、介護を受けるようになった時に必要になることですので、私みたいに慌てることがないように、ご家族で話し合う機会を作って少しずつでも準備を始めてください。
キーワードは、「お父さん、お母さんが幾つになっても安全に暮らすため」です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
(実家のリアル片づけ)
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